
QOMジム
QOM(Quality of Motion=動きの質)ジムは、
東京大学名誉教授 小林寛道が開発した「認知動作型トレーニングマシン」を導入。
老若男女、小学生からアスリートまで、
幅広い世代の方々の“動きの質”向上をサポートする、
独自のコンセプトに基づいたトレーニングジムです。
QOMトレーニングとは
QOMトレーニング(Quality of Motion Training)は、東京大学名誉教授 小林寛道氏によって開発された「動作の質」を高めるための運動プログラムです。

QOMジムのトレーニングでは、筋肉や関節の位置・動きを感じ取る「固有受容感覚」が高まり、個人差はありますが、身体の状態をより正確に把握しやすくなります。
これにより、無意識下での動作修正や効率的な力の伝達が可能となり、インナーマッスルの働きが整うこと で身体の安定性が向上し、その結果、主働筋が動作遂行に専念でき、走る・投げる・蹴る・打つといった動作の効率改善や、飛距離・スピード・正確性の向上が期待できます。継続することで、姿勢や体重の位置、体軸の動きを感じ取りやすくなり、身体感覚の変化を通じて動作の質が高まり、競技パフォーマンスの向上につながります。
QOMトレーニング紹介
QOMジムでは、認知動作型トレーニングマシンを多数ご用意。
老若男女、小学生からアスリートの方までご利用いただけます。

ストレッチロウイング
骨盤の前傾・後傾の動きと脊柱のしなやかな動き
基本的なキネティックチェーン(運動連鎖)の概念を体感するために、骨盤、脊柱、上肢が連動した動きを行います。
骨盤の前傾・後傾に加え、胸椎・腰椎の関節群の滑らかな動き、さらには肩関節と肘関節の動きを同期させ、スムーズな動きを造っていきます。
背骨の各関節の小さな動きと上肢関節の大きな動きを同期させることで、流れるような滑らかな動きを体感できるようになります。
体重の前後の動きにバーが付随して動くことを確認しながら、力で押す・引くという動作ではなく、あくまで重心の移動に伴いバーが前後に動くことを体感し、理解が深まります。

大股ストレッチ
股関節の外転位での大腿骨の内旋・外旋に対する可動域並びに自由度の向上を静的・動的ストレッチを用いて行います。股関節の屈曲位・伸展位での骨盤の回転、半動的ストレッチを用い、骨盤の立体動作を能動的に再現することを目指します。大腿骨の外旋・内旋調整能力を動的ストレッチで能動的に行います。
前後左右での開脚動作の中での動的ストレッチが可能になります。ストレッチ前の初期身体位置を確認することで、身体部位の「硬さ」や「左右差」を観ることが可能になります。体感感覚の向上に伴い、「硬さ」や「左右差」を自ら確認できるようになり、動的ストレッチの中でそれらの改善を目指します。

スプリントトレーニングマシン
骨盤の3D回転を目指し、体軸の更なる安定性向上を図ります。股関節でのより複雑な動き、より大きな可動域と自由度を学習します。パワー・バイクより更に大きな骨盤の3D動作が要求されます。これにより、重心を軸としたより複雑な動作が可能となることで、高度な調整能力の習得を目指します。また、歩行、走行に必要な右軸、左軸の移動の習得を目指します。骨盤の回転速度の向上、さらには歩行、走行における効率的な着地点と蹴りのタイミングの習得が可能になることが期待されます。
すり足マシンとパワーバイクで習得した軸の意識付け、重心の意識付け等の基本的な感覚を活用しながら、歩行動作の効率性を向上させます。競技動作の中での左右の軸の確立を目指し、体軸への感覚向上を図ります。歩行動作の中での着地(接地)位置の習得、後方への蹴り動作のタイミングの習得を目指します。効率的に地面へ力を伝える動作を習得することで、走行スピードの向上が期待されます。全ての競技動作に共通する、素早い動作の中での力の伝達効率が向上し、動きのスピードと力強さの向上につながります。
その他のトレーニングマシンは、店頭にてぜひ体験してみてください。
QOMトレーニング創案者

東京大学 名誉教授
小林寛道(Kobayashi Kando)
認知動作型トレーニングマシン開発者
【プロフィール】
東京大学教育学部卒
東京大学大学院教育学研究科修士課程修了 教育学博士
東京大学名誉教授
静岡産業大学客員教授
第16回秩父宮記念スポーツ医・科学賞功労賞受賞(2013年)
瑞宝中綬章叙勲(2024年)
小林寛道 東京大学名誉教授は、運動生理学、体力科学、バイオメカニクス、発育発達学などを基礎に、幼児から青少年、中高齢者、低体力高齢者およびオリンピック代表選手までを対象に、 年齢や体力レベルに合わせた適切なトレーニングの実際方法に関する研究を 40年間にわたって推進し、その成果を千葉県柏市や静岡県をはじめ、全国規模で社会還元しています。
【これまでの主な活動】
-
(財)日本陸上競技連盟関係委員、文部科学省関係委員、(財)日本体育協会関係委員、独立行政法人スポーツ振興センター関係委員、(財)しずおか健康長寿財団 副理事長、日本発育発達学会会長など。
-
運動生理学、体力科学、バイオメカニクス、発育発達学などを基礎に、幼児から青少年、中高齢者、低体力高齢者、オリンピック代表選手、プロスポーツ選手を対象に、 年齢や体力レベルに合わせた適切なトレーニングの実際方法に関する研究を 45年間にわたって推進し、その成果を千葉県柏市や静岡県をはじめ、全国規模で社会還元している。
-
高地トレーニングや低酸素トレーニングについて、 NPO法人「高所トレーニング環境システム研究会」を1997年に創設。